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2012年1月31日火曜日

とよのか苺(1)バラ科オランダイチゴ属の多年草 原産地:オランダ

17世紀にオランダイチゴ属で最初に栽培されたのはエゾヘビイチゴです。

イチゴの誕生は18世紀にオランダの農園にて、北米産バージニアイチゴとチリ産のチリイチゴの交雑によってつくられました。

とよのか苺は1984年に”ひみこ”と”はるのか”の品種をかけ合わせて誕生しました。酸味が少なく、大粒で甘いのが特徴です。イチゴも粒が大きいほど、糖度が増します。

苺の成長を記録していきました。


これは、2010年10月にとよのか苺の苗を購入して、プランターに植えつけた画像です。写真は、約年後の2011年9月12日に撮影したものです。
子株、孫株、ひ孫株位まで、ランナーを伸ばし、作り上げたので、産卵を終えた鮭のように役目を果たした感じです。中心から新しく葉が出てきます。しかし、額の部分をよく見るとわかりますが、葉も小さく、今年花を咲かせて実を結んだとしても、実は小さく甘味も弱くなります。お年寄りの苺と言ったところでしょうか。とりあえず、どうなるか引き続き観察していきます。

次に子株です。5月の終わりまで頃に苺の収穫が終わると親株から何本もランナー(へその緒っていったところでしょうか。)が出て子株を形成します。ランナーの先に苺の新葉とその下に根っこのようなものが見えるのですぐにわかります。これが出来たら、なるべく根っこが乾燥する前に土の上に根を置いてください。この時、特に肥料(元肥)など、与える必要はありません。どちらかというと、親株(妊娠している母親みたいなイメージです。)の方に肥料(栄養)を与えてると子株はすくすくと成長して、次に孫株をつくろうとランナーを伸ばし始めます。天候にもよりますが、だいたい6月中旬頃には子株からランナーが出てきます。

このようにランナーを伸ばすと言うことは子孫を残そうとしているので、大量に栄養分を消費します。したがって親株は葉を大きくして光合成をし、栄養分をランナーを通して子から孫そしてひ孫と与えています。その分、肥料も一年を通してこの時に一番必要とします。一度に大量に与えるのでなく、与える日の間隔を短くして、与えてください。

裏を返せば、苺は実がなっている時にも何本かランナーを伸ばして、子孫を残す準備に入ります。しかし、この時にランナーから子株をつくろうとしてしまうと、肝心な苺の実が子株に栄養を取られて、大きくなりません。ですのでこの時のランナーは全て株元から1センチぐらいのところから切り落としてください。心配しなくても1本の親株から生涯、20本位ののランナーが出るので、切り落としても問題ありません。

格言:ランナーを伸ばすのは苺の収穫が完了してから!5月下旬が目安です。

つづく・・・