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2012年2月3日金曜日

とよのか苺(3)バラ科オランダイチゴ属の多年草 原産地:オランダ

前回に引き続き、本日は苺の持つ、成分、栄養素、栄養価について・・・

とにかく苺はビタミンC(主にアスコルビン酸)がとても豊富な果実です。 また抗酸化物質として知られるポリフェノールの一種であるアントシアニンを含んでいます。

苺の約90%は水分で、約10%は糖質です。また約1%にタンパク質、食物繊維という割合になります。

苺100グラムあたりのカロリーは35KCALととてもヘルシーですし、キシリトールも350ミリグラムも多く含まれています。

キシリトールにはう蝕、糖尿病、骨粗鬆症、急性中耳炎を改善する働きがあります。

2012年2月1日水曜日

とよのか苺(2)バラ科オランダイチゴ属の多年草 原産地:オランダ

今日は昨日のつづき・・・

孫株の増やし方 : 
親株から子株へと株を増やした要領で孫株、ひ孫株くらいまで増やせます。
この次の子孫の株まで使えないことはないのですが、株も小さく、葉も小さくなるので、
個人的にはひ孫株くらいまでにしています。
子株は人間でいえば血が濃い状態なので、親株の影響をもろに受けます。具体的に言うと、親株が病気に感染していた場合子株にそれと同じ影響がでます。そして、孫、ひ孫株に比べると、誕生時期も早く、その栄養も子株、ひ孫株に取られるので、春に花はつけますが、退化しやすいので、孫株、ひ孫株からを苗として使うのが最適だと思います。

苗の植え替え :
子株、ひ孫株の額から次から次へと新葉が出てきます。そして、葉も青々として元気な状態で新葉が三枚以上になった頃、ランナーを切り離し、苗として植え替えます。植え替えたあとは当然のことながら、ランナーを切り離して、親株からの栄養も行かなくなるので、追肥します。この時期は7月下旬から8月上旬になるので、気温も上がり、水分が奪われやすいので、水やりに十分気を使います。



こんな感じで、縦に積み上げられるようなプランターに定植すると、手入れ、収穫共にやりやすくなります。ちなみに、去年、3株だけ購入した親株から、写真にあるように、合計60株の孫株、ひ孫株を増やすことができました。単純計算でも、少なくとも次の年には20倍の苺が収穫できることになります。

格言 : 生き物を育てるときはそのものの気持ちになって世話をすべし

つづく・・・

2012年1月31日火曜日

とよのか苺(1)バラ科オランダイチゴ属の多年草 原産地:オランダ

17世紀にオランダイチゴ属で最初に栽培されたのはエゾヘビイチゴです。

イチゴの誕生は18世紀にオランダの農園にて、北米産バージニアイチゴとチリ産のチリイチゴの交雑によってつくられました。

とよのか苺は1984年に”ひみこ”と”はるのか”の品種をかけ合わせて誕生しました。酸味が少なく、大粒で甘いのが特徴です。イチゴも粒が大きいほど、糖度が増します。

苺の成長を記録していきました。


これは、2010年10月にとよのか苺の苗を購入して、プランターに植えつけた画像です。写真は、約年後の2011年9月12日に撮影したものです。
子株、孫株、ひ孫株位まで、ランナーを伸ばし、作り上げたので、産卵を終えた鮭のように役目を果たした感じです。中心から新しく葉が出てきます。しかし、額の部分をよく見るとわかりますが、葉も小さく、今年花を咲かせて実を結んだとしても、実は小さく甘味も弱くなります。お年寄りの苺と言ったところでしょうか。とりあえず、どうなるか引き続き観察していきます。

次に子株です。5月の終わりまで頃に苺の収穫が終わると親株から何本もランナー(へその緒っていったところでしょうか。)が出て子株を形成します。ランナーの先に苺の新葉とその下に根っこのようなものが見えるのですぐにわかります。これが出来たら、なるべく根っこが乾燥する前に土の上に根を置いてください。この時、特に肥料(元肥)など、与える必要はありません。どちらかというと、親株(妊娠している母親みたいなイメージです。)の方に肥料(栄養)を与えてると子株はすくすくと成長して、次に孫株をつくろうとランナーを伸ばし始めます。天候にもよりますが、だいたい6月中旬頃には子株からランナーが出てきます。

このようにランナーを伸ばすと言うことは子孫を残そうとしているので、大量に栄養分を消費します。したがって親株は葉を大きくして光合成をし、栄養分をランナーを通して子から孫そしてひ孫と与えています。その分、肥料も一年を通してこの時に一番必要とします。一度に大量に与えるのでなく、与える日の間隔を短くして、与えてください。

裏を返せば、苺は実がなっている時にも何本かランナーを伸ばして、子孫を残す準備に入ります。しかし、この時にランナーから子株をつくろうとしてしまうと、肝心な苺の実が子株に栄養を取られて、大きくなりません。ですのでこの時のランナーは全て株元から1センチぐらいのところから切り落としてください。心配しなくても1本の親株から生涯、20本位ののランナーが出るので、切り落としても問題ありません。

格言:ランナーを伸ばすのは苺の収穫が完了してから!5月下旬が目安です。

つづく・・・

2011年8月30日火曜日

オクラ(島オクラ) (1) アオイ科トロロアオイ属の多年草 原産地:アフリカ北東部 エチオピア


オクラは熱帯では多年草ですが、温帯の四季のある日本などでは冬を越せないために一年草となります。

東南アジアではレディーフィンガー(女性の指)の呼び名で、ヨンタオフ(いろんな野菜の中に白身魚のすり身を詰めて、スープで煮たもの)、インドのカレー、ナシパダンなどいろいろな料理に用いられますが、日本のものに比べると、サイズもとても大きく、色も淡い緑色で筋も張っているので美味しいけど、ちょっとかたいイメージです。

やっぱり日本のオクラは繊細で美味しいと思うけど、アジアのそれぞれの地区には、その土地にあった料理にして出てくるので、これもまた一風変わった感じでいいもんです。

茎と葉の間からわき芽を出し、オクラが誕生します。成長速度が早く、すぐに大きくなり収穫を迎えます。大きくなると15cmくらいになりますが、8cm位になったら収穫していった方が表面も柔らかく、筋もかたくないので食べごろです。

害虫について:
葉の先の方に葉を巻き込んだ状態になっているところを見つけたら、それを開いてみると中に毛虫みたいな幼虫がいます。葉を少しずつ食べていき、穴が空いたり、葉先がぼろぼろになったりして見かけはすごく不細工になりますが、肝心のオクラの実にはそれほど影響ありません。それから、花が枯れ実が付き始めたくらいに蟻が付きやすいので除去した方が良いと思います。


有機栽培・無農薬栽培では割と育てやすい野菜ですが、過剰に害虫に葉を食べられると、光合成不足になり、成長が妨げられるので、見つけたら丁寧に対処した方がいいですよ。



オクラは、刻んだ時にぬめぬめした粘り気が出るが、この粘り気の正体は、ペクチンアラピンガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果をもっている。他の栄養素としては、ビタミンA、B1、B2、C、ミネラルカルシウムカリウムなどが含まれるため、夏ばて防止、便秘下痢に効く腸整作用などが期待できる。 from Wikipedia

あばしゴーヤ (1) "ツルレイシ" ウリ科ツルレイシ属のつる性一年生草本 原産地:熱帯アジア


            

熟した果実が裂開してしまいました。中には綺麗な赤い種が入ってました。

2011年8月27日土曜日

緑のカーテン 朝顔 <中国産> (1) ヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物 原産地:東南アジア~ヒマラヤ高原

庭の木に這わせました。日本の朝顔の品種に比べると、花も葉もとても大きいです。花は直径8センチ位で、葉は15センチ角くらいの大きさまで成長しました。
今年はなんせ雨が多くて、せっかく朝、花を咲かせても、ゲリラ豪雨にうたれすぐしおれてしまいました。晴天の日だったらたくさんの花を一面に咲かせてさぞかし綺麗なことでしょう。


ひとつの花もしっかりと大きく美しいです。
また、葉が大きいので緑のカーテンにするには最適だと思います。


チャイニーズ・モーニンググローリー

2011年3月26日土曜日

ミニカリフラワー(1)アブラナ科アブラナ属の一年生植物 原産地: 地中海沿岸

収穫
これで直径10センチくらいあります。

カリフラワーというよりは白いブロッコリーです。
普通のカリフラワーに比べると、花蕾の密集度もそれほどなく、全体的に柔らかいです。

これでもちょっと成長させ過ぎです。出来れば花蕾がまだ純白で、直径6から8センチくらいで、開いてくる前に収穫するのがベストだと思います。成長させすぎると、形も花蕾が開いてでこぼこになるし、色も黄色から茶そして黒ずんで味も落ちるので、綺麗なうちに収穫するといいです。

花蕾が直径3~4センチくらいになったら、花蕾の色を保護するために、周りの葉で包むか、遮光シートをかぶせて直射日光避けます。

ブロッコリーと違って、側面に蕾が出来ないので、頂点に出来る花蕾を収穫したらおしまいです。とっても貴重な野菜です。

冬越しの植え付けだったので、害虫に食われることはなかったけど、葉は冬場の小鳥が狙っているので、布シート、農業ビニール、虫除けネットなどをかけておいた方がいいです。

気温に左右されやすいので、温かくならないと成長が遅いです。その反面、ビニールなど保温性の高い場所で育てれば、グングン元気よく太って行きます。

ミニカリフラワーの成分:
ビタミンC、食物繊維